顧客に資産運用のアドバイスを行う専門家

独立かつ中立的な立場で助言を行う

IFAという名称は一般の人にはあまり知られていないかもしれませんが、金融業界で働く人なら知っていることと思います。

IFAはIndependent Financial Adviserの頭文字を取った略称です。

IFAは投資や資産運用に関するアドバイザーです。金融商品について幅広い知識を持っており、顧客目線で一緒に考えてもらえるパートナーとなります。

https://ifa-tenshoku.com/ifa/

日本語に訳すと、独立系ファイナンシャルアドバイザーですが、資産アドバイザー等と呼ばれることもあります。その名の通り、独立した立場で資産に関するアドバイスを行う専門家です。独立した立場と言うのは、企業に所属していないという意味です。たとえば、株式投資を行う場合、通常は証券会社を通じて株式を購入するはずです。この場合、証券会社の営業担当者から資産運用のアドバイスを受けることが多いでしょう。

しかし、証券会社のアドバイスが最適とは限りません。会社に所属している営業担当者は、会社の利益を優先するはずだからです。会社の利益と顧客の利益が完全に一致するとは限りません。資産運用に関しては、もっと中立的な立場でのアドバイスが求められます。

証券会社の委託を受けて仕事をする

IFAは証券会社に所属していないので、証券会社の利益を優先する必要はありません。

顧客に対し、中立的な立場で資産運用のアドバイスができます。IFAは金融商品仲介業者の登録をしています。金融商品仲介業者は、金融商品取引業者である証券会社の委託を受けて、有価証券の売買等の媒介、有価証券の募集もしくは売出しの取り扱いなどの業務を行います。

そのため、金融商品仲介業者の登録をするためには、証券会社と業務委託契約を締結しておかなければなりません。1社に限らず、複数の証券会社と業務委託契約を結ぶことも可能になっています。IFAとして働くには、IFA法人に所属する方法と、独立した仲介業者になる方法があります。

IFA法人に所属する場合にも、正社員として働く方法以外に、業務委託契約を締結して報酬を得る方法があります。

IFA法人によってアドバイスの方針も変わってくるので、就職するなら自分に合った法人を選ぶことも大切です。